お金

石油ショックの影響

国内における重大な大事件といえば、まず第一に1973年10月に発生した石油ショックでしょう。第一次石油危機を招いた直接のきっかけは、同年10月6日に起きた第四次中東戦争でした。

口コミで話題

20日足らずの戦争でしたが、イスラエルに対しアラブ側が善戦し、対等な立場で和平交渉を進める足がかりを得ました。このとき、アラブ諸国は豊富に産出する石油を有力な政治的武器に使いました。

つまり石油の生産制限と大幅値上げという手段に出ました。イスラエルを支援する国、アメリカとオランダに対して禁輸措置(輸出禁止)をとりました。世界の石油市場に大打撃を与えたばかりでなく、世界経済と金融業界に深刻な影響が巻き起こりしました。

原油輸入依存度

日本はアメリカのような禁輸措置は受けませんでしたが、そのころ石油輸入の七割以上をメジャー(国際石油資本)に依存していただけに、メジャーから対日輸出削減を言い渡される破目になり、輸入できる量が大幅に減りました。

日本の原油輸入依存度は99.8%です。それは現在も変わりません。国内では新潟、秋田両県にミニミニ油田があり、今日も原油を汲み出していますが、そのシェアはわずか0.2%です。

両県で汲み出した原油つまり日本国内の原油産出量は、普通の状況で企業や個人が使えば、わずか19時間弱で消費しつくしてしまいます。要するに日本は石油産出ゼロの国です。